色の見え方について正しく知ろう

介護職として施設や訪問介護などの現場で高齢者のサポートを行う際には、それぞれの利用者の色の見え方について、本人や家族の意見を聞きながらしっかりと理解することが重要です。特に、白内障などの疾患を抱えている高齢者は、特定の色が見えにくくなったり、視野が欠けたりすることもあります。医師や看護師などにアドバイスを受けながら、常に最良のサービスを提供できるよう意識することがポイントです。

特定の疾患が無い高齢者でも、加齢により色の見え方が少しずつ変化していくこともあります。そのため、日ごろから一人ひとりの利用者に積極的に声掛けをして、視力や視野に関する悩みを聞くことも大切です。こうすることで、高齢者の変化に気づきやすくなるでしょう。

高齢者の色の見え方については、医学に関する専門知識を持たない介護職にとって理解しづらいこともあります。そこで、適切な介護をするうえで、高齢者の特性について学習できるセミナーに参加をしたり、視覚に頼らない意思疎通のための方法を検討したりすることも大切です。

特に、介護職の実務経験が少ない人は、高齢者の色の見え方がどのようなものか分かりづらいかもしれません。その際は先輩や有資格者の介護職員にアドバイスをもらったり、色々な機会を通じて必要な知識を身に付けたりすることが肝心です。

その他、視力障害が重い利用者の担当をする場合にも工夫が必要です。なるべく日々の介護業務に支障がないようにするため、複数人で排せつや入浴の介助をしたり、点字などのコミュニケーションツールを取り入れたりすることも有効といえます。

高齢になるにつれ起こる身体の変化とは

現代の日本は高齢化社会といわれています。平均寿命は延びており、高齢者になってからも長生きする人は増えるでしょう。そのため、いずれ高齢者になったときや親世代を介護する時のために、高齢者に起こる身体変化について知っておくことが大切といえます。

高齢者の大きな身体変化に挙げられるのが、聴力・視力・筋力の低下です。聴力の低下によって音が聞こえにくくなり、視力の低下では視野が狭くなったり色がぼやけるなどの症状が出始めます。また筋力の低下によって、重いものが持てなくなったり歩くのが遅くなったりするのはもちろん、転倒しやすくなるため骨折の可能性も上がってしまうのです。

これ以外にも身長の低下や抜け毛と白髪の増加、皮膚の弾力の低下など様々な症状が出始めてしまいます。これらの身体変化は、低栄養によって引き起こされると考えられています。高齢者になると、咀嚼機能や飲み込む機能が低下するため、摂食量の減少や栄養素の偏りが発生します。

上記のようなことが原因で、必要な栄養素が十分に摂取できず低栄養になるという事態に陥ります。このようなことを防ぐためには、タンパク質を摂取し定期的に運動することが大切です。また、十分な休養や節酒、禁煙や口内の健康維持なども効果的です。

高齢化による身体変化は誰にでも起こりうるものです。平均寿命が延びていく中で、体の衰えは避けられないでしょう。だからこそ、少しでも健康な老後を過ごすために、今から少しずつでも良いので健康を気遣った生活を送るという意識が大切です。